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特定非営利活動法人ぬくもり福祉会たんぽぽで管理者研修を務めさせて頂きました。

 2月9日(火)埼玉県飯能市にあります「NPO法人ぬくもり福祉会たんぽぽ」で管理者研修の講師を務めさせて頂きました。
 「ぬくもり福祉会たんぽぽ」様は、埼玉県第1号の認定NPO法人で職員数も250名を擁する歴史も規模も第1級のNPO法人です。会長を務める桑山和子様が拙著「会議・ミーティングを見直す」、「リーダーの役割を果たす」の2冊をお読みいただいたそうで、そのご縁で今回の研修にお招きいただきました。
 一般的によく行われている介護技術の研修ではなく、いわゆる組織マネジメントが目的である管理職研修は、法人としても初めての試みということもあって、桑山会長のご期待も非常に大きく、そうした緊張感とプレッシャーの中での講義となりましたが、何とか無事に務めを果たすことができました。
 桑山会長は今から30年前にまだ福祉や介護があまり身近ではなかった時代に、女性が活躍できる社会を切り開くという思いから、地域の婦人会の活動を皮切りに、様々な活動を展開されて、現在のような地域を代表する立派な法人にまで築き上げてこられました。その結果、現在では、地域にはなくてはならない社会的財産となっています。
 桑山会長の志と理念は誠にきれいなもので、私もすっかり会長の魅力に感化されてしまいました。「困ったときはお互いさま」これがぬくもり福祉会たんぽぽの経営理念です。まさに女性らしい、世の中のためになるという一心が表われた素晴らしい経営理念です。
 私は理念だけが人と人を切り結ぶ唯一のものだと常々信じていますので、今回の講演では何時にも増して力が入ってしまいました。
 理念は掲げられていても、経営者やそこで働く職員一人ひとりにとっての日々の判断基準にはなっていない組織を多く見かけます。ホンダを創業した、かの本田宗一郎師は「理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である。」という言葉を残しています。理念があれば良いのではなく、それが果たして隅々の判断基準になっているかが重要です。そうしてみると理念は掲げてあっても、理念など関係ないところの内部事情で様々な意思決定がされている組織も少なくありません。まさに「行動なき理念は無価値である。」です。また、理念自体がなく、単に利益追求や自分さえ良ければよいという行動や考え方は「凶器」でしょう。
 我々の業界を見渡してみても、理念がない中で、介護報酬が下がったから職員の給料を一律5%下げましょうといった経営判断は、果たして凶器と言えないでしょうか。 
 何のために自分達はこの事業を行っているのか。社会をどのように良くしたいのか、どのように変えていきたいのか。これが理念だと思います。
 私は桑山会長のような方と一緒にお仕事をさせて頂きながら、自分だけの利害ではなく、他を大切に思う志やまっとうな使命感というものが世の中には必要だという事を、生意気かもしれませんが、愚直に信じて、実践して、少しでもお役に立てたらと考えています。

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